- 海外勤務のメリットはなんだろう?
- 海外で生活すると良いことあるの?
- 海外駐在後のキャリアはどうなるの?
- 海外勤務のメリットは何?
- 海外生活のメリットは何?
- 海外駐在後のキャリアはどうなる?
これらの悩みを解決する記事を書きました。
海外勤務のメリット』を理解すれば海外駐在員として働いて得られるスキルや経験がわかります。
この記事で解説する『また海外駐在員として働いた後のキャリアも見えてきます。
なぜなら僕はアメリカで海外駐在員として7年以上働いた経験があり、海外駐在中も海外駐在後のキャリアについて考えていたからです。
🌎海外営業や海外駐在員等、海外畑を歩んでキャリアアップしたい方は是非読んでみて下さい。
目次
海外勤務のメリット【海外駐在員として働いて得られるもの】

上のスライドは、海外駐在員として海外勤務した後のキャリアを意識して作成したものです。
🛫僕の勤め先だと海外駐在後のキャリアパスは、大体このスライドの様なイメージです。
この他海外勤務で得たスキルや経験を活かして、転職というのも選択肢ですね。
【海外勤務のメリット①】高い語学力が身に着く

海外勤務すると高い語学力を身に着けるチャンスに恵まれます。
当たり前ですが、外国では日本語以外の言語でコミュニケーションをとるからです。
環境をうまく利用して海外駐在中に外国語を習得するのは、海外勤務の大きなメリットです。
しっかり勉強してキャリアアップの大きな武器となりうる外国語を習得しましょう。
僕は現在アメリカで海外駐在員として働いてたので、この記事では言語を英語に限って解説します。
海外駐在員は会社が語学スクール

海外の会社に勤務する海外駐在員は、仕事で英語を使います。
🌎日系企業であれば日本人が居る会社もありますが、基本的に現地人スタッフが従業員の大半を占めます。
日本語が通じるわけないので、職場でのコミュニケーションには英語を使います。
- 社内の電話会議
- 電話応対
- お客さんとの打合せ
例えば上記の様な業務を母国語ではない英語を使って毎日こなすんです。
大丈夫です、初めは皆初心者からスタートするんです。
仕事でアウトプットすれば段々上達していきます。
プライベートの時間に英語を勉強して、僕はある程度英語が出来る状態で海外赴任しましたが、それでも最初はアメリカ人の話すスピードについていけませんでした。
でも空き時間に英語の勉強をし、仕事で英語を使うという毎日を送っていたら徐々に英語が上達しました。
海外駐在員は生活が語学スクール
海外に駐在すると日常生活においても、自宅以外は英語を使います。
スーパーやレストランをはじめ、日本語が通じる所は超レアです。
日系スーパーや日本食レストランでも従業員の殆どが現地人だったりします。
- 役所の手続
- 学校の手続や懇談
- 病院や歯医者
- 電機、ガス、水道の手続
海外で生活すると、上記の様な手続き等を英語で対応する必要があります。
病院におけるドクターとのやり取りや、学校の手続き等は結構大変です。
インプットした英語をアウトプットする絶好の機会でもあります。 しかし発想を変えれば
日常生活で英語を繰り返し使うことにより、慣れてきて徐々に英語力が向上していきますのでこの機会を上手く活用しましょう。
海外駐在員の子供達が現地校に通って英語を習得する

海外駐在員の子供達は、通常現地の学校に通います。
僕が駐在しているアメリカの場合、授業は全て英語で行われます。
今まで日本語だけを話していた子供達がいきなり海外の現地校に通うと下記の様になります。
【子供達が直面する現地校での状況】
- 先生の言っていることが分からない
- クラスメートの言っていることが分からない
- 英語が分からないので授業についていけない
言葉が分からないのに宿題がガッツリ出される為、始めの1年間は子供達が学業において相当苦労します。
壁を乗り越えると日本人にとって一生の武器となる英語というスキルを手に入れることができます。 しかし
親が宿題を見てあげる等して、子供達をしっかりサポートしましょう。
実際に僕も仕事の傍ら子供達の宿題を見ていました。
【海外勤務のメリット②】マネジメント力が身に着く

日本企業の中には、海外に現地法人や工場を持つ会社がたくさんあります。
海外現法や海外工場は、日本にある本社よりも下の組織となります。
組織の舵取りを担うことになります。 海外現地法人や海外工場に海外駐在員として海外勤務する場合、現法の社長や工場長等、
日本に居た時よりも高い職位に就き判断力が鍛えられる
海外駐在員として海外勤務すると日本で働いていた時よりも職位が上がることが多いです。
日系企業で海外勤務する場合、例えば下記の様な役職に就くことが考えられます。
- 海外現地法人の社長
- 海外現地法人のマネージャー
- 海外工場の工場長
責任が重く裁量があるポジションに就くので、難しい判断を迫られる場面に何度も出くわすので判断力が磨けます。
現地法人を経営する
規模の小さい海外現地法人で海外勤務すると、海外現地法人の経営に携わることができます。
現法のマネジメントとして海外勤務する場合の責任の範囲は下記の通りです。
【海外現法社長の責任範囲】
- 海外現法の売上
- 海外現法の利益
- 海外現法における販売戦略策定
- 海外現法の固定費管理
- 海外現法の組織編制(増員/人員整理)
人員整理することがあります。 海外現法ではローカルの職員が働いており、売上が低迷して利益が確保できなくなると固定費削減の為に
ローカル従業員は業績次第で職を失うことになるので、経営を担う海外駐在員は責任重大です。
規模は本社と比べて小さいものの、海外現法経営に携わると経営に必要なスキルが身に着き会社の仕組が見えるようになります。
海外現法のマネジメントに携わることができるのは、海外勤務の大きなメリットと言えるでしょう。
海外工場のマネジメント
海外に工場があるメーカーの場合、海外駐在員として海外で勤務することがあります。
大抵の場合海外駐在員は工場のマネジメントに携わることになります。
- 製品の原価低減
- 製造工数低減
- 従業員の増員/整理
工場の場合は、製品にかかる原価を下げてより多くの利益を出すというカイゼン活動を指揮するのがミッションとなります。
工場のマネジメントも現法経営と同じく、工場全体を見るのが仕事でマネジメントに必要なスキルが身に着きます。
日本よりも大きな裁量を持って工場の指揮に当たるので、高速で成長できます。
こちらも海外勤務の大きなメリットと言えるでしょう。
【海外勤務のメリット➂】比較対象ができ視野が広がる

海外勤務すると比較対象ができ視野が広がります。
なぜなら日本の良い所や悪いところは、海外に住んだり働いたりして始めて分かることだからです。
比較対象がないのに、日本が世界で一番良い国と言われても説得力がありません。
電車が時間通りに来る来ない等、比較対象が出来て視野が広がることも海外勤務のメリットです。
日本と海外では働き方が違う
日本と海外では働き方が全然違います。
例えば僕が居る会社のアメリカ人は、定時になると手を止めてサクッと帰ります。
日本も働き方改革により残業は以前と比べて少なくなってきているでしょうが、それもで未だに残業している人は多いです。
- 終業時間内で仕事を片付ける方法を考える
- 残業しない前提で仕事をする
アメリカの会社員は、上記の様に定時までに業務を終えるよう効率よく働きます。
僕は日本に居た頃、効率のことをあまり考えず残業ありきで働いていていました。
効率を重視して働くアメリカ人を見て考え方が180度変わり、短時間で高い成果を上げることにフォーカスするようになりました。
いい加減さに慣れておおらかになる
海外で生活するといい加減さに慣れておおらかになります。
なぜなら日本では電車、配達物、日本では時間通り、指示通りで完璧ですが海外では超いい加減だからです。
例えば水回りの修理をお願いすると、「朝8時から昼12時の間に来ます。」といって普通に午後1時に来ます。
ヒドイときは来やしません。
しかし時間の経過と共に「まあこんなもんか」と徐々に慣れていき、心が広くなるのも海外勤務のメリットです。
実際に僕はベッド2個注文したのに3個届いても「まあまあええやないか」と動じず次どうするか考えるようになりました。
不測の事態に遭遇しサバイバル能力が身に着く
海外ではしょっちゅう不測の事態に遭遇しサバイバル能力が身に着きます。
海外ではホテルを予約したのに予約が入っていない、飛行機が予定通り飛ばないといったことが普通に起こるからです。
- 注文した商品とは別のものが届いた
- 病院で多目に請求された
- 機材トラブルで飛行機が飛ばない
海外勤務や海外生活においては物事が予定通り、時間通り進まないのが当たり前なのです。
想定外のことが起きて当たり前の環境で、不測の事態に遭遇しても対応できるスキルが身に着くのも海外勤務のメリットです。
【海外勤務のメリット④】海外駐在後のキャリアアップ

海外勤務経験者は海外駐在員として働いた後のキャリアアップが期待できます。
なぜならグローバルで戦う多くの企業にとって、高い語学力を持ち、海外勤務経験のある人材は魅力的だからです。
- 世界の人口:訳70億人
- 世界で英語を話す人口:訳17.5億人
- 日本の人口:約1億2千6百万人
出所:b.E Camp
上記は世界で英語を話す人口のデータですが、英語ができれば17.5億人の人とやり取りできます。
一方日本語だけだと1億2千万人がやり取り出来る最大値です。
ビジネスを拡大するには、英語力があって海外ビジネスが遂行できる人材の存在が不可欠なのです。
海外駐在員として働いて得たスキルや経験を活かして出世

海外勤務をすると勤務先における海外駐在後の出世が狙えます。
海外駐在員として海外勤務すると語学力が向上し、マネジメント能力が身に着くからです。
勤め先の中でグローバルに活躍できる貴重な存在となることができるのは海外勤務の大きなメリットです。
海外勤務で得たスキルや経験を活かして再度海外勤務
一旦海外勤務すると再度海外駐在員として働く機会に恵まれることがあります。
海外で活躍できる人材が不足しているからです。 なぜなら日系企業においては、
長期に渡って海外勤務したい人は、一度海外駐在員として働けばその後も海外勤務できる確率が高くなります。
海外勤務で得たスキルや経験を活かして転職
海外駐在員として働いた経験のある、海外勤務経験者は転職に有利です。
なぜなら高い語学力を持ち、海外勤務経験のある人は多くないので、海外勤務経験者は市場価値が高いのです。
語学力と海外勤務経験という大きな武器を得られることも海外勤務の大きなメリットの一つです。
海外勤務のメリットは大きい

この記事で紹介した『海外勤務のメリット』を理解すれば、海外駐在員として働いて得られるスキルがわかり、海外駐在後のキャリアが見えてきます。
- 高い語学力が身に着く
- 会社が語学スクール
- 生活が語学スクール
- マネジメント力が身に着く
- 高い職位に就き判断力を鍛える
- 海外現地法人を経営する
- 海外工場のマネジメントをする
- 比較対象ができ視野が広がる
- 働き方の違いに気づく
- いい加減さに慣れる
- サバイバル能力が身に着く
- 海外駐在後のキャリアアップ
- 海外駐在で得たスキルを活かして出世
- 海外駐在で得た経験を活かして再度海外勤務
- 海外勤務で得たスキルを活かして転職
海外勤務は、日本での慣れ親しんだ生活環境を捨てたり、親しい人達と離れ離れになる等失うものが多くあります。
しかし海外駐在員として海外で勤務したり生活すると普通の人生では得られないスキルや経験が得られます。
僕は海外駐在員として働いた後のキャリアや子供達が身に着ける英語力を考えると海外勤務はデメリットよりメリットの方が大きいと考えます。
海外駐在員として海外で勤務し、海外勤務で得たスキルと経験を活かしてキャリアアップを狙いましょう!
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