どういうことだ?海外営業部って海外出張しまくって、海外で製品をプロモーションする部署じゃなかったのか?
もしかしてトンデモナイ部署に来てしまったのかもしれない・・・
この記事は『オレって海外要員として雇われたんじゃなかったの?』の続編です。まだ読んでいない方は下のリンクから前編をお読みください。

前述の記事より前に書いた記事はコチラです。


【広告】
私に海外赴任求人を紹介してくれたJACリクルートメント
無料転職サポートに登録する
念願の海外ビジネスデビュー

酒の席で社長に直談判し、やっとの思いで海外営業部に異動することができた。しかも勤務地は東京本社だ。ワクワクが止まらない。
海外営業部は海外にある現地法人をサポートしたり、一部の海外顧客と直接ビジネスをする部署だ。
毎日の様に海外現法の現地スタッフや海外顧客とつないで、英語で打合せするんだろうな、頻繁に海外出張にも行くんだろうなと想像しながら胸を躍らせていた。
地方の営業所における引継ぎを一通り終えた私は東京へ移動し、いよいよ東京本社に出社。まずは海外営業部の部長から業務内容の説明を受けた。
受注出荷部隊と販促部隊って別々だと思っていたが違うのか?いずれにしても海外業務の流れを覚えないといけないから四の五の言ってられないな。頑張ろう。
営業しない海外営業

若干腹落ちしなかったが、これも仕事を覚える為だと自分に言い聞かせ業務にとりかかった。私の教育係はヤマナカさんという女性だ。
ヤマナカさんは3ヵ月後産休に入る為、彼女の業務を引き継ぐことになった。彼女は新卒から働き続けるベテランで、部門の中では優秀な人材だ。
まずはヤマナカさんの業務内容を一通りレクチャーしてもらう。すると営業とかマーケティング等の活動が業務に含まれていないことに気付く。
- 受注、出荷
- 納期調整
- Invoice/Packing list作成
- フォワーダーとのやり取り
- 翻訳(技術資料、不具合報告書等)
- 海外現法とのやり取り
業務内容を見る限り国内営業所でいうところの営業事務だ。営業事務に輸出業務と翻訳が加わった感じか。
マジか・・・
周りを見渡してみると海外営業部に所属している大多数の社員は、製品販売に携わったことの無い人ばかりだった。
そうだな。声に出して言わないと自分の希望なんて通らない。そもそも海外営業部に異動出来たのもシャチョウに直談判したからだ。折を見て部長に掛け合ってみよう。
その前にまずは仕事を覚えないと・・・と思ったがなかなか手強い。フォワーダーで働いていたので輸出業務は苦にならないが、受注出荷業務は未経験だったので辛かった。
とは言え毎日会社に来て業務をこなしていれば誰でも慣れてくるもの。ヤマナカさんが産休に入るまでに一通り業務を覚えた。異動して半年も経つと余裕が出てきた。
よしっ、そろそろいいだろ。タカハシ部長に自分の希望を伝えてみよう。輸出業務は大事な仕事だけど、私がやりたいのは製品を拡販することだ。
海外出張して製品を売り込みたい

ある程度反論は予想していたが、見事なまでに一刀両断されてしまったな・・・。それにしてもやる気のある人に『余計なことすんな』は酷くないか。
海外営業部は社長肝いりの部署。タカハシ部長も社長の舎弟みたいなもんだ。余計なことをして部長職から外されるのを恐れているのだろう。
そういえば海外営業部の人達が海外出張しているのを見たことがない。この部署の人達が出張して、海外現法や直接取引している海外顧客と直接会うことはないのか。
海外出張が無いとなると、もうこれは海外赴任を狙うしかないな。アピールしたいが余計な事をすると社長 – 部長ラインにイヤな顔をされる。
そう言えば社長は期末で引退すると言っていた。いなくなるなら気にする必要はない。社内でアピールしよう。
海外に電話をかけまくる

海外営業部の人達は海外現法や海外顧客とメールを使ってやり取りすることが多かった。英語で電話したり打合せするのを見ることは稀だった。
ここの部署で働く人達は英語の読み書きはできるが、英語のスピーキングは苦手という人が多かった。
- 英語の読み書きはできる
- 英語のスピーキングは苦手
- 英語で電話をかけている人はいない
コレだ!私はそう思い、ちょっとしたことでも海外現法や直接取引をしている海外顧客に電話をかけるようにした。相手からすればウザかったかもしれない。
ただ毎日の様に英語で電話をかけ続けていたら、少しずつ『本社に英語で電話をかけまくる変なヤツがいる』と少しずつ認知されていった。
タカハシ部長は良い顔をしなかったが、バックに付いている社長は近々交代するから気にしない。何より私は輸出業務がしたくてここにきたわけではない。
地道なアピールの甲斐あってか、徐々に別部署や他事業部から語学サポートの依頼が入ってくるようになった。
社長の交代と改革

社長の交代が見えてきた頃、後任社長となる人が海外経験豊富な人を外部から役員として引き抜いた。今の社長が退いてから大改革でもやるのだろうか。
確かにこの頃の海外営業部、海外現法はお世辞にも成長軌道に乗っているとは言えなかった。長年同じことを続けては現状維持。戦略も何もあったもんじゃない。
それもそのはず、海外に関わる業務全てに社長の息がかかっており、余計な事をして社長の逆鱗に触れると飛ばされるという無言の圧力がかかっていた。
それまで放置されてきた海外事業をテコ入れして成長軌道に乗せたい、それが後任社長の狙いだった。
そして期末を迎えいよいよ社長交代、外部から迎え入れた幹部は期初に役員となった。海外事業全般の責任者だ。バックを失ったタカハシ部長は渋い顔をしていた。
経営層が変わったからといって現場がすぐに変わる訳ではない。海外営業部も変わらずタカハシ部長が指揮を執っていた。
私も相変わらず、海外顧客の受注と出荷業務をこなしつつ、時間を見つけては海外に電話をかけまくっていた。
ある日外部から引き抜いたタカギ取締役に呼び出された。なんだなんだ、オレなんかやらかしたっけ?別に何も悪いことはしていないが不安になった。
タカギ取締役はブラックで有名な大手企業で執行役員まで上り詰めた凄腕だ。メッチャ厳しいそう・・・無理させても潰れない頑丈なヤツということで私を選んだのだろう。
なんだか恐ろしい目に会いそうな気もするが、このまま海外営業部で受注出荷ばかりやっていても何も変わらない。
激務かもしれんがこのエライサンに乗っかれば、私が狙っている海外赴任への道が開けるかもしれない。私はそう思いタカギ取締役のカバン持ちを引き受けた。
タカギ取締役はホワイトボードにまとめたい内容と分析に必要な資料を書きだした。この人なんか凄そう。こんなアプローチをする人はこの会社で見たことがなかった。
ほどなくしてタカギ取締役による構造改革が始まった。そしてカバン持ちの私にはトンデモナイ量のタスクが降って来た。
タカギ取締役は理論派、気合と根性で事業を推進するこの会社にいる幹部とは真逆の思考を持っていた。
海外営業部における日常業務に加えて、タカギ取締役から依頼された資料作成・・・疲労困憊とストレスで頭がおかしくなりそうだった。
ただ資料作成中に煮詰まってどうしようも無くなった時は、タカギ取締役がスキルを伝授してくれたりと一介の平社員の私に熱血指導してくれた。
ただこの時毎日朝早くから夜遅くまで、データ分析や資料作成した経験が地となり肉となり後々の海外駐在に活きることとなる。
【広告】
私に海外赴任求人を紹介してくれたJACリクルートメント
無料転職サポートに登録する
【人気記事】【海外駐在後に40代のオッサンが転職活動!?】海外志向のミドルにJACリクルートメントをおすすめする3つの理由
【人気記事】【海外駐在後に40代のオッサンが無謀にも転職!?】海外求人に強いおすすめの転職エージェント3選
