- 海外駐在員の住居ってどんな感じ?
- 海外駐在員が住む住居の家賃は高いの?
- 海外駐在員の住居ってどんな風なの?
- 海外駐在員が暮らす住居の家賃は高いの?
こういった疑問に答える記事を書きました。
私はアメリカのカリフォルニア州で海外駐在員として7年以上働いていました。
アメリカ駐在員だったので、この記事ではアメリカ駐在員の住居事情について書きますね。
他の国の情報については、『海外駐在 東南アジア』や『海外駐在 欧州』なんかでググってもらうと出てくるのでそちらを参照下さい。
海外駐在員の住居事情【僕が自力でアメリカに住むのは無理ゲーです】
『駐在員ってスゲー良いとこ住んでじゃないの?』というイメージをお持ちの方も多いと思います。
東南アジアの海外駐在員には劣りますが、アメリカ駐在員も日本の家と比べると広い家に住めます。
ただし私がアメリカで広い家に住めるのは海外駐在員だからであって、自力では圧倒的に無理ゲーです。
アメリカの住居コストは総じて高い
都市 | 世界主要都市の家賃指数 |
---|---|
ニューヨーク | 100 |
香港 | 61.5 |
ロサンゼルス | 75 |
ロンドン | 70.5 |
ジュネーブ | 66.6 |
シンガポール | 81.7 |
シドニー | 57.8 |
ミュンヘン | 39.9 |
東京 | 27 |
ストックホルム | 33.6 |
出展:NUMBEO
上のチャートはニューヨークを100として、他の都市の家賃がどの程度になるかを示したものです。
ロサンゼルスが75、一方我らが東京は27です。
アメリカの家賃は総じて高いのです。 そうです、住む場所にもよりますが
そして僕が住んでいたカリフォルニア州は、アメリカの中でもアホみたいに家賃が高いです。
詳しくは後述しますが、探せばカリフォルニア州でも家賃の安い地域はあります。
何か事情があるということなんです・・・。 ただし全米の中でも家賃が高いカリフォルニア州で、家賃が安いということは
アメリカの家賃データを見てみよう
上の画像は1ベッドルームのアパートです。1ベッドルームとは寝室、リビング、トイレ・シャワールームが1つずつあるイメージです。
カリフォルニア | $1,327/月 |
---|---|
アリゾナ | $944/月 |
ネバダ | $932/月 |
オハイオ | $706/月 |
上のチャートは、州ごとの家賃(1ベッドルーム/平均値)を示したものです。
住む地域によって家賃にかなりのバラつきが出るのです。
そうです、日本も同じかもしれませんが、
出展:Zillow
続きまして上の画像は、全米における2ベッドルームを示したものです。
2ベッドルームは寝室 x 2、リビング x 1、トイレ・シャワールーム x 1又は2といった感じです。
カリフォルニア | $1,668/月 |
---|---|
アリゾナ | $1,180/月 |
ネバダ | $1,191/月 |
オハイオ | $886/月 |
上のチャートは、州ごとの家賃(2ベッドルーム/平均値)を示したものです。
はい、1ドル = 150円で計算した場合カリフォルニアにおける2ベッドルームの家賃/月が25万円です。
下の表は1ベッドルームにおける家賃全米トップ10(2023年10月中央値)を示したものです。
ニューヨークシティ | $4,240/月 |
---|---|
ジャージーシティ | $3,130/月 |
サンフランシスコ | $2,980/月 |
ボストン | $2,960/月 |
マイアミ | $2,660/月 |
サンノゼ | $2,530/月 |
サンディエゴ | $2,430/月 |
ロサンゼルス | $2,400/月 |
ワシントンDC | $2,390/月 |
アーリントン | $2,290/月 |
出展:zumper
なんとカリフォルニア州から4都市が10位以内にランクインしています。
念の為強調しておきますが、上の表は1ベッドルームの家賃/月です。
なんかもう『住みたきゃ貸してやるぞ』くらいの声が大家さんから聞こえてきそうです。
【参考】一軒家だとこんな感じ
ちなみに家族帯同の場合一軒家の3ベッドルーム + (トイレ・風呂 X 2又は3)なんかに住んだりします。
広い庭がついていたりするので、庭でくつろいだりBBQを楽しんだりすることができます。
ちなみにこの下の画像は、カリフォルニア州のとある街の物件でお家賃$4,500/月弱です。
1ドル=150円計算で家賃約67.5万円/月、管理職をやっているサラリーマンの月給の殆どが家賃で吹っ飛ぶレベルです。
海外駐在員の住居費用は会社負担
海外駐在員用住居の家賃は、原則会社が負担してくれます。
💴負担の比率は会社によってマチマチですが、勤め先の場合家賃の9割が会社負担です。
会社によっては家賃相当分の手当が給与に上乗せして支給され、支給額を超える分については自己負担というケースもあります。
海外駐在員用住居の規定
海外駐在員の住居には社内の規定が適用されるので、規定に沿って住居を決める必要があります。
規定で部屋数や家賃上限を決めておかないと、こんな輩が出てきますので・・・。
- 単身者家賃上限:$2,500/月
- 単身者用住居の間取り:1ベッドルーム
- 家族帯同者家賃上限:$4,000/月
- 家族帯同用住居の間取り:3ベッドルーム
上記はあくまで参考ですが、私の勤め先も海外駐在員用住居の部屋数と家賃の上限が決められています。
家賃が上限を超える場合は超える分を駐在員が自己負担します。
また間取りが規定に沿っていない場合は、本社からOKが出ないこともあります。
まあ部屋数の多いゴージャスな家は、広すぎて掃除が大変なので僕は3ベッドルームで十分すぎると思います。
アメリカの3ベッドルームは、日本人からしたら普通にデカく感じますので。
海外駐在員が自力で住居を探す
勤め先の場合家賃の大部分は会社が払ってくれますが、駐在員の住居は駐在員本人が自力で探します。
これが普通なのかどうかは僕には分かりませんが、勤め先の場合は自己責任です。
物件探しから決定までの流れとしては下記の通りです。
【物件探しから契約までの流れ】
- 地域の不動産屋にコンタクトして物件を見せてもらう
- 気に入った物件があったら契約する
- 本社に家賃と間取りを連絡し承認をもらう
- 会社から大家に敷金を支払う
- 会社から不動産屋に手数料を支払う
🏡カリフォルニア州には日本語でやり取りできる日系の不動産屋が結構あります。
ただ一旦契約すると、アメリカ人の大家と自分の間で直接英語でやり取りすることになるので、日系の不動産屋に拘る必要はないです。
参考までにアメリカにある日系不動産屋さんのリンクを貼っておきます。
現地に明るいスタッフが日本語で対応してくれるので、土地勘が無い人も安心です。
海外駐在員の住居がある地域は安全
海外駐在員が住むエリアは、比較的治安が良い場所であることが多いです。
治安が良い = 家賃が高い
アメリカでは治安が良くて、地域にある学校レベルが高いほど家賃が高くなる傾向にあります。
海外駐在員は会社から家賃補助が出る為、治安の良い地域に住んでいる人が多いのです。
そもそも地元民ではない、又土地勘もない駐在員が、無理して治安の良くない地域に住んで襲われでもしたら対処できませんからね。
アメリカで働くならまずは海外駐在員【自力は無理ゲー】
アメリカで働きたいと思うなら、まずは日系企業の海外駐在員として働くことをおすすめします。
【自力は無理ゲー】破綻します
アメリカで働きたいと考えている人多くいらっしゃると思います。
しかしながら特殊技能や高いスキルを持っている人以外の凡人は、日系企業の海外駐在員としてアメリカで働くことをおすすめします。
凡人がいきなりアメリカに行って仕事を見つけるのは相当難しい、っていうか就労ビザとかどうするっていう話です。
🏡駐在員の場合、何と言っても生活の中で一番負担の重い家賃を補助してくれるというのが大きいです。
- 海外駐在員は会社から家賃が出る
- 自力の場合家賃負担は$2,000 – 4,500/月
- 特殊技能でもない限り仕事を見つけるのが難しい
私には自力で月50万円とか60万円の家賃を払うことはできないです、いやもうマジで無理ゲーです。
💰またアメリカは家賃だけでなく物価も高いので、息しているだけでお金がどんどん減っていきます。
家賃の安い田舎であれば生活コストを落とすことができますが、仕事を探すのが難しくなります。
日系企業は少ないでしょうし、アメリカの会社が敢えて日本人を雇う理由が見つかりません。
もし私が駐在員じゃなかったら・・・はい、アメリカで生きていく自信なんてないです。
凡人サラリーマンが海外で働く方法について書いた記事もありますので、興味のある方は下のリンクからどうぞ。
海外駐在員の住居事情まとめ
何度もすみません、私がアメリカに自力で住むのは無理ゲーです。
家賃、ビザ、仕事・・・アメリカに永住している日本人の人達マジで尊敬します。
- 自力でアメリカに住むのは無理ゲー
- アメリカの住居コスト高い
- カリフォルニアの家賃鬼高い
- 海外駐在員の住居費用は会社負担
- 海外駐在員の住居は規定に沿って選定
- 海外駐在員は自力で物件を探す
- 海外駐在員の住居がある地域は安全
- 家賃補助が出るので家賃の高い場所に住める
- アメリカで働くなら海外駐在員
- 自力で仕事を見つけるのは難しい
- 自力で高い家賃を払うのは難しい
東京の家賃が高いっていうのは、日本人の共通認識だと思います。
でも50万円とか60万円の家賃払っている人、そんなにいないんじゃないでしょうか。
🏡ロサンゼルス周辺やサンフランシスコ周辺は、こんな家賃が普通という認識なんですよ。
それでも自力でアメリカに来て一発当ててやるという方、全力で応援します・・・がおすすめはしません。
🌎まずは海外駐在員としてアメリカに来て現地がどんな風なのかを見てから、夢を追っても遅くないと思いますよ。
この記事が読者さんのお役に立ったらメッチャうれしいです。