- 会社の人には敬語で話した方が良いの?
- 会社の人のことはさん付けで呼んだ方が良いの?
- 年上だけど自分より後で入社した人にはどう接すれば良いの?
- 会社の人には敬語で話した方が良い?
- 会社の人のことはさん付けで呼んだ方が良い?
- 自分より後で入社した年上の人にはどう接すれば良い?
こういった悩みを解決する記事です。
会社の人間関係って色々面倒くさいんですよ。
後輩が上司になったり、5つ以上年上だけど中途であなたより後に入社してきた人は後輩となります。 組織再編により
また会社には人の事をオマエ呼ばわりしたり、呼び捨てで名前を呼ぶ人までいます。
この記事では同じ会社で働く人をさん付けで呼び、敬語で話しかけることがなぜ万能なのかについて解説します。
目次
社内はさん付け・敬語が万能です

会社では社内の人のことをさん付けで呼び、敬語で話しかけておけば間違いないです。
呼び捨て?さん付け?タメ口?敬語?を使い分ける基準は何?
社内の人を呼ぶ時さん付けで呼んでいますか?あるいは呼び捨てしていますか?
また社内の人には敬語で話しかけますか?あるいはタメ口ですか?その基準は何でしょうか?
【同じ会社で働く人達】
- 年上で自分より先に入社した人
- 年上で自分より後に入社した人
- 年下で自分より先に入社した人
- 年下で自分より後に入社した上司
例えば上記の通り年齢・社歴・上下関係など会社には、人と接する上で気を遣う部分が多くあります。
何か基準を設けて『この人は敬語、あの人はタメ口』なんてやっているとキリがないし、タメ口で来られて怒る人がいるかもしれません。
社内のどの人に対してもさん付け・敬語を徹底していれば、失礼なことはないですし相手の気分を害することもありません。
体育会系の日系企業は上下関係に厳しい
僕の知る限り体育会系の日系企業は、上下関係に厳しく社歴と役職が重んじられる傾向にあります。
- 役職は絶対
- 年齢よりも社歴に重きを置く
- オマエ・呼び捨て当たり前
まず役職者の立場が上になるのが原理原則で、階層が下の人が立場が上の役職者に接する時は気を遣います。
社歴と年齢の関係です。
役職者に気を遣うのは分かるし理解もできるのですが、ややこしいのが体育会系日系企業の場合、年齢よりも社歴が重視される傾向にあり、年下だけど先に入社した人が年上後入社の人に呼び捨てしたりします。
僕にとってこのシステムは意味不明であり、お互いさん付けで呼びあい敬語で話せば良いんじゃないのと思うのです。
会社は部活ではなく大人の集まり
例えば35歳の人が40歳の部下、或いは後輩のことを呼び捨てにして、タメ口で話しているのを見かけたらどう思いますか?
僕がもしその場面に居合わせたら違和感を覚えると共に、段々腹立ってくると思います。
年下の部下か先輩か知りませんが、後で入社したというだけでなぜ5つも年下のヤツに呼び捨てにされないといけないのでしょうか?
会社は学校の部活ではないし良い大人が集まっているので、上下関係はあるにせよお互い尊敬し合ってさん付けで呼び、敬語で話せば良いと思うのです。
さん付け・敬語を使わない人の具体例

このパートでは僕が実際に会社で見てきた『なんか変だよ』の実例を紹介します。
ベンチャー企業から転職してきた年上の中途社員の田中さん
僕が会議の為アメリカから日本に一時帰国していた時、とあるベンチャー企業から『田中さん』という人が中途で入社してきました。
田中さんは僕のところへ来て丁寧に挨拶してくれました。
僕は基本的に年上であろうが年下であろうが、会社の人を『さん付け』で呼び、敬語で話すようにしています。
もちろん社歴が自分より長い短いに関わらず、『さん付け』『敬語』を徹底しています。
中途ベンチャーの田中さんに接する時も、『田中さん』とさん付けで呼び敬語で話しかけていました。
ちなみに僕は今の会社に中途採用で入社し社歴は十数年です。
田中さんが入社して2週間後、とある業務で田中さんと協業することになり、僕と彼の接点が増える様になりました。
田中さんと僕は、お互いをさん付けで呼びあい、敬語で話していました。
ある時点までは・・・
田中さんの態度が急変
ある日WEBミーティングが始まる前に、少し時間があったので田中さんと僕は雑談をしていました。
この後も僕は彼のことをずっと『田中さん』と呼び、敬語で話しかけています。
ある日別件で田中さんと話す機会がありました。
開口一番
なんだコイツ・・・
ここで状況を整理します。
- 田中さんはShineの一つ年上
- 田中さん社歴2週間
- Shineの社歴10年以上
- 田中さんはShineクンと呼ぶ
- Shineは田中さんと呼ぶ
- 田中さんはShineにタメ口で話す
- Shineは田中さんに敬語で話す
上から目線の田中さんに対してShineは塩対応
田中さんの方が年は一個上ですが、コイツにShineクンと呼ばれタメ口で話される筋合いあるのでしょうか?
なんだったら僕が田中クンと呼び、タメ口で詰めれば良いのでしょうか?
以降彼とは業務以外では一切喋らないようになり、塩対応するようになりました。
まあ僕の器が小さいと言われればそれまでかもしれません。
でもこちらはさん付けで呼び、敬語で話しかけているのに、入社2週間のヤツに『Shineクン、あのさ~』と来られたらムカつきますよ。
長年事業を引っ張ってきた田島部長
田島さんは50代、とある事業を長年に渡り部長として引っ張ってきました。
しかし過去の成功体験が頭から離れず、ここ最近は大した成果が上げられていません。
むしろ失敗続きで、彼が担当した新製品も全く売れず窮地に立たされていました。
田島部長の優秀な部下本山さん
田島さんのチームには、本山さんという優秀な部下がいました。
彼は周りの人達を巻き込んで事業を進めるのが上手く、将来を嘱望されていました。
運命の人事異動夏の陣
チームの業績が一向に上がらいまま迎えた人事夏の陣、田島さんが部長から外れ、部下の本山さんが部長に昇格しました。
そうです、上下逆転です。
上司が部下に部下が上司になってしまいました。 田島さんを部長から外すのであれば、別の部署に異動させば良かったのですが、
立場変われど態度変わらずの田島さん
田島さんは親分肌で気性の荒い人です。
部下、年下、後輩のことは呼び捨て、そしてタメ口で話します。
本山さんが自分の上司になるとは夢にも思っていませんでした。 田島さんは『お~い本山、ちょっといいか~』と接していた
しかしここはトラディショナルな日系企業、年齢や社歴が重視される社風が根強く、上下が入れ替わっても人間性までは変わりません。
ある日新事業企画会議でのこと、新部長の本山さんが冒頭に挨拶、そして部の方針を説明しました。
本山さんのプレゼンが終わり、部下に意見を求めたところ早速田島さんが発言しました。
全員口をポカンと開けてドン引きです。
百歩譲ってタメ口は良いかもしれませんが、上司に対して呼び捨てはどうなんでしょう。
フェイク会議と本番会議
大人の対応が出来ない田島さんのせいで、以降この部門では同じ内容の会議が2回行われるようになりました。
- 田島さんを含めたフェイク会議
- 田島さんを呼ばない本番会議
会議を支配してしまう為何も決まりません。 田島さんが出席する会議では、田島さんが本山部長や部下の発言に横ヤリを入れ、
せっかくの会議が田島さんのワンマンショーで終わってしまうので、フェイク・本番二段階会議システムが出来上がったのでした。
イマドキ上司部下、先輩後輩、年上年下の立場が入れ替わるのは当たり前です。
さん付け、敬語を徹底していれば上下の逆転による変な空気感のリスクヘッジが可能となります。
社内はさん付け・敬語が万能まとめ

会社の中では相手のことを敬ってさん付けで呼び、敬語で話していれば他人の気分を害することはありません。
- 会社内はさん付け・敬語が万能
- 呼び捨て・さん付け・敬語の基準があいまい
- 体育会系日系企業は上下関係に厳しい
- 会社は部活ではなく大人の集まり
- さん付け・敬語を使わない人
- 一つでも年下であればマウントを取る人
- 高年齢で社歴が長くプライドが高い人
- 長年に渡り要職に就いてきた人
年功序列が当たり前だった日系企業ですら、最近は若手幹部の登用が進んできています。
従ってあなたが『オイ、オマエ』と呼んでいる部下が、来月上司になっている可能性も否定できません。
想像して下さい、立場が入れ替わって過去の部下に『オイ、オマエ』と呼ばれたらどんな気分になるでしょう?
ってなりますよね。
部下に対して丁寧に接していれば、たとえ立場が入れ替わってもアナタの元部下である上司はアナタを呼び捨て・タメ口で接することはないでしょう。
『さん付け・敬語』今日から始めてみませんか。
